治療の概略
にかもと歯科医院では、初診時にご来院の目的、すなわち「今、何にお困りですか」ということをお聞きします。
そして、 「どのようにしたいですか」というご希望をお尋ねします。もちろん具体的な最終イメージでなくても結構です。
これが出発点だと考えています。
口腔内カメラを導入しました。画像は記録としてできるだけお撮りするよう心がけています。以前お撮りした画像と比較できるソフトも自作しました。同じ画像を患者さんと一緒に見て、情報を共有したいと考えます。
私達は専門家として、いろいろな治療の手法の長所、短所をお伝えします。そして、私達が最良だと考える治療をお伝えし、患者さんにいくつかの選択をしていただくこともあります。
初診の患者さんで「どれくらいの通院回数が必要ですか」という質問をいただきます。
実は明確に回数をお答えするには勇気がいります。 明確にはお答えできない場合もあります。それは、1,2本の虫歯の治療でも、個人個人によって治療回数が変わってくると言う意味です。実際に治療を始めてみたら、予想以上に虫歯が広がっていたり、痛みの出方が平均以上に強かったりすると、当然治療回数は多くなります。そのような患者さんの個人差を把握しながら、その人なりの治療を進めるべきだと考えています。
何回で終了できるかは、最初の段階ではお約束出来ないので、「必要ならば、ある程度通院可能な方」と「2,3回しか通院出来ない方」では、処置の内容が異なってきます。
歯科では、痛みが原因で来院する場合が多く、応急処置で痛みが無くなると、そのまま放置されることがあります。しかし、歯科の治療は、歯を削ることが多いので、通院を中断した結果、削りっ放しの歯を放置することになり、その結果、また虫歯をつくってしまうことになります。また、治療の流れの中で、中断がまずい場合と、1−2ヶ月位なら中断が可能な場合があります。段階を踏みながら、通院の都合をお聞きしますので、通院が困難になりそうな場合は、予め相談してください。通院の間隔は、週1回程度です。あまり来れない場合は、どれくらいの間隔でこれるかもご相談下さい。
また、治療中も毎日食事をする訳ですから、常に片側で噛むことができるように配慮しなければなりません。そのため、両側に虫歯がある場合、主訴(皆様の主な訴え、治療を希望する歯)の反対側の治療が必要になる場合もあります。
ご不明な点は遠慮なさらず言ってください。できるだけ丁寧な説明を心がけていますが、足りない場合はお時間をいただき説明させていただきます。私は、丁寧な治療を行いたいと常々考えています。

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