ドゥー カプチーノ
2005/11/24

11/24
 11/2は午前中の診療で午後はお休みでした。ここ数年、11/3に長野の白馬の八方に登山に行ってます。2日の15時頃自宅を出て、19時ごろ宿につきました。去年からお世話になっている民宿、マル七さんです。ここは、おじいちゃんとおばあちゃんがやっている民宿なんですが、いろりがあって、心安い宿です。去年は、息子と二人だったのですが、今年は中学受験なので、私ひとり。一人でわが家のようにくつろげるのは、ここだけでしょうか。お酒に弱い私としては、晩酌をおじいちゃんとやって、いろりの側でごろっと寝そべっているのがなんとも心地よい。この季節、白馬の夜は冷えます。いろりは実際も暖かいのですが、目に映る薪の炎も暖かいんですね。ぼーっと眺めているだけで心が安らぎます。この時間がなんとも言えず、心地よい訳で、ついつい夜更かしになってしまいますが、明日のことがあるので、10時くらいには床に入りました。
 さて、天気ですが、 2日は快晴、でした。3日は、晴れのち曇りだっけ、そんな天気予報でした。まあ、いいか、週末は、雨だって言ってるし、それよりましね、という気分でした。おばあちゃんにお弁当のおにぎりをつくってもらって、ゴンドラまで車で移動。今日、自宅まで帰る予定なので、余力は残しておきたいものです。
 ゴンドラおりて2本リフトで登り、山小屋から登り始めたのが9:24。八方池まで40-50分ってとこでしょう。インナーのフリースが暑くって途中で脱ぎました。雨がぱらついているのですが、patagoniaのmidwayとgoretex2.5レアーのシェルだけでまだ暑い。一人なので、まあ、ペースは早くなります。が、ゆっくりゆっくりと言い聞かせそのまま登山道へ入っていきました。先に登っていた見知らぬ人といっしょに登ることとなり、話をしてみると、同じ業界の人でした。会社はGCだそうです。むこうも驚いていたと思いますが、私もただただ驚き。世の中狭いですね。
  登り始めて1時間30分ぐらい経過したところで雨は雪にかわってきてます。ほとんど休憩はとってません。私的には、ペースは遅くはなく、思ったより早いか?丸池ケルンの前後では結構な積雪になってきました。もちろんアイゼンなんか用意していないし。まあ、新雪なんで大丈夫でしょう。鎖が岩に設置されている場所と、もう一カ所、危ない場所があります。足幅が2本分ぐらいしかなく、きりたった崖。昨日、晴れている時は、凍結していてヤバかったそうな。今日は、雪が載っているのでやや安心。でも怖い場所です。結構、雪の降り方が強くなってきたので、山頂直前の山小屋まで5分足らずかな、というとこで引っ返しました。積雪が多く、帰りのリフトに間に合わなくなったら悲惨です。おととし、そうなりました。お弁当はリフトの側の山小屋でということにならざるを得ないのですが、腹が減った。グリコのチョコをむさぼり食って、これまたアーモンドキャラメルをほうばって下山態勢に切り替えました。途中、雷鳥がうれしそうに何羽も飛び跳ねています。鳴き声は、かえる、みたい。近寄っても逃げようとしませんね。しっかり、写真を撮らせてもらいました。下山し始めたのは13時前だったでしょうか。山小屋に無事着いたのは、14時30分頃。申し訳ないので、牛丼を注文し、おにぎりはひとつ食べました。15時30分ころまで休憩してましたが、鉛のように重かった体もなんとかほぐれてきました。結局、下までおりるのに、インナー一枚、シェル一枚の服装でしたんで、リフトに乗って体を動かさなくなったとたん、冷えてきました。
 駐車場には、2台の車だけ残っていました。当然、我々のですが、物好きなお客さん、ということでしょうか。
冷えた体で、目指すは温泉。いきつけの露天はすぐそこ。¥500でゆっくり暖まり、湯の中で自己反省会。あの時点で、山頂をあきらめたのは賢明かと、考えますが、凍結してなくてよかったと。子供をつれてくるのは、この時期まずいかな、とも。落ち着きを取り戻し、飯も食わず、帰路へ。渋滞を危ぶみながら、中央高速へ入ると、案の定八王子手前で15km渋滞。ここぞとばかり、残っていたおにぎりひとつ、ほうばりました。おいしかった。家にたどり着いたのは、21時30分です。山から、元気をもらってきたのは確かですし、また行きたい、と思う今日この頃です。と、思いつつ、自転車で港北ニュータウンあたりを流してます。